セブン銀行 Seven Bank Recruiting Site

interview03

ビジネスモデルそのものが武器だ

ATMプラットフォーム推進部
T・S

2022年入社 商学部卒

CAREER

1年目〜

ATMプラットフォーム推進部
セブン‐イレブン以外の駅や商業施設などにATMを設置するための営業に従事。3年目に異動し、提携先の銀行や事業会社への新サービスや代替ATMの提案活動に取り組む。

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都市銀行からセブン銀行へ転職した理由を教えてください。

都市銀行では営業店で法人営業を担当しました。やりがいは大きかったのですが、途中で直面したのが新型ウイルスによる世界的なパンデミックです。中小企業を中心に、業績悪化による資金繰りに苦しむ会社が続出しました。私が法人営業を志望したのは熱意あふれる経営者の力になって成長を支えたいとの想いからでしたが、コロナ禍の現実を前に銀行が下した判断は融資の回収。“雨の日に傘を貸すのが銀行本来の使命であるはず”との無念さから、次第に転職を考えるようになりました。他にも、新しいスキームに挑戦することに消極的な姿勢に対して疑問を感じたことも、その考えに拍車をかけました。
セブン銀行を知ったのは、実際に転職活動に踏み出してからです。セブン‐イレブンにATMがあることは知っていましたが、使ったこともないし、セブン銀行という会社が運営していることも知らない。いったいどのような会社なんだろうという疑問から、企業研究をスタートしました。するとATM事業が中心にも関わらず経常利益率が20%以上(当時)で、なおかつ増収傾向ということに驚き、ユニークなビジネスモデルに引き込まれたのです。ゼロ金利の当時、融資ビジネスはレッドオーシャンで、差別化は非常に難しいと思っていました。その中で利用顧客・提携先・設置先・自社のwin×win×win×winを目指す姿勢は唯一無二。大きな魅力を感じ、私はセブン銀行に転じることを決心しました。

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都市銀行出身という経歴はアドバンテージになりましたか。

セブン銀行入社後はATMプラットフォーム推進部に配属され、鉄道の駅やスーパーなどの商業施設に当社のATMを設置していただくための営業活動に従事しました。セブン銀行のATMの設置スペースはどこでも80cm×80cm。しかし設置させていただく企業によってATMに対する考え方は千差万別で、お客さまの目につく場所に置くことを望む設置先もあれば、「なるべく目立たないように」と希望する先もあります。そのため金額的な条件も含め交渉には数カ月、場合によっては1年以上を要するのが普通で、私は設置候補場所や企業の担当部署に足しげく通い、交渉を重ねていきました。前職の法人営業の経験が活きていると感じたのは、こんなときです。企業個々の抱える課題に向き合ってソリューションを提供するのが法人営業でしたから、ATMの設置候補先それぞれの事情やニーズをくみ取って最適の提案をすることは私の得意とするところでした。
インパクトがあったのは、2024年の新紙幣発行でした。対応のためのコスト負担に耐えられずATM事業から撤退する銀行などが相次ぎ、スーパー等からATM設置の要望が増加したのです。この機をとらえてセブン銀行のATMを提案したところ、新紙幣対応はもちろんのこと、QR決済のチャージもできるといった利便性が評価され、多くのお客さまに喜んでいただくとともに、設置場所のスーパーにも感謝されました。「セブン銀行のATMだから導入を決めた」という言葉は本当に嬉しく、大きなやりがいを得ることができました。

03

現在のコンサルティングの仕事内容について教えてください。

以前は設置場所を開拓するための営業に従事していたのに対し、現在は銀行や事業会社等の提携先に対する提案活動に従事しています。具体的には「+Connect」(プラスコネクト)などの新商品のご紹介や代替ATMのご提案などです。スリム化のために支店の統廃合などを進める銀行にとって、ATMはコストとなり、削減の対象でもあります。その“本音”を探り出し、代替にセブン銀行のATMを設置いただくよう提案することが私の業務の一例です。難しいのは提携先によってATMに対する温度感がまったく異なり、カウンターパートも多岐にわたり、最終的な意思決定に時間がかかります。これについても法人営業時代の、キーパーソンを見極めつつ話を詰めていった経験が役立っています。
醍醐味は何と言ってもビジネスのスケール感と裁量の大きさです。例えばある事業会社ではセブン銀行のATMによるチャージが急激に増加しています。当社の経営に対するインパクトも極めて大きなものとなりますし、事業会社からも我々のATMに対して大きな期待が寄せられています。現在私は29歳です。都市銀行ならば部課長クラスになってようやく手がけられるほどの案件に、20代で携わらせてもらっていることに驚いています。もちろんベンチャー企業なら若手に裁量を持たせるのは当たり前でしょうが、28,000台ものATMという圧倒的な事業基盤が確立されているケースはめったにないでしょう。セブン銀行だからこそ得られる醍醐味なのは間違いありません。

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今後の展望を聞かせてください。

現在私は、会社からのサポートを受けて社会人大学院(MBA)に通い経営を学んでいます。異業種の人とのディスカッションを通じて、会社の経営戦略立案に対する関心も生まれました。将来は「営業としての実務経験」×「MBAでの知見」を活かし、当社の経営の中枢に携わってみたいと考えています。

FUTURE
あなたが実現したい、次の「あったらいいな」

一歩先が不透明なVUCAの時代だからこそ、28,000台のATMというリアルチャネルをどう活用していくかが問われています。この基盤をさらに広げることで、ATMのさらなる進化を実現させたいと考えています。

SCHEDULE
1日のスケジュール

  • 8:40

    出社
    異動したばかりなので、オフィスでの勤務が基本。

  • 9:30

    メールチェック
    提携先からのお問合せに対応。

  • 10:00

    商談
    提携先とオンラインで打合せ。

  • 12:00

    昼食
    弁当を持参することも多い。

  • 13:00

    ミーティング
    グループで週次のトピックを共有。

  • 15:00

    資料作成
    提案資料の作成および社内稟議の起案。

  • 18:00

    退社
    毎週木曜日はMBAへ。