interview02
次の「あったらいいな」を創造する
ATMソリューション部
T・N
2017年入社 経済学部卒
CAREER
1年目〜
ATMソリューション部
入社以来一貫してATMソリューション部で、ATMサービスの開発やセンターシステムの開発・管理を担当。
01
前職は金融系SEだったとのことですが。
新卒で金融業界に特化したシステム開発会社に入社し、メガバンクや地銀などをクライアントにアプリケーションの開発やソリューション提案を行いました。経験を積むにつれて要件定義などの上流工程に携わるようになりましたが、次第にシステムを提案する側ではなく、事業側でサービス開発に取り組みたいという気持ちが強くなり、転職を考えるようになったのです。28歳の頃でした。
当時は金融業界に特化して仕事をしていても、セブン銀行の存在を意識することはありませんでした。金融業界の企業というイメージがなかったのです。しかし転職を考えるようになって改めてセブン銀行に目を向けて、ATMで稼ぐビジネスモデルを知り、“こんな銀行があったんだ”と驚きました。常に新しいことに挑戦しようとする風土があることは、非常に魅力的に映りました。同時に自社ATMというプラットフォームを使って自分の考えたサービスを提供し、その反響もエンドユーザーからダイレクトに届くことに、自分の手で世の中を変えていく実感が得られると思いました。
こうした印象は入社後もまったく変わらず、ATMのトップランナーであり続けるために常に変化していこうとする意識を強く感じます。コンビニという革新的なビジネスを牽引してきたセブン-イレブンのDNAを確実に受け継いでいることは間違いないでしょう。
02
現在のお仕事のやりがいは何ですか。
ATMソリューション部はセブン銀行のIT部門の1つで、当社のATMプラットフォーム事業を支えるATMやセンターシステムなどの開発・運用を担っています。その中で私は、ATMの新しいサービスを開発するサービス開発グループに所属しています。
具体的な取組み事例としては、2020年にリリースしたマイナポイントの申込みサービスがあります。マイナンバーカード普及推進に取り組む国からの依頼によって発足したプロジェクトで、セブン銀行のATMでマイナポイントの申込みを可能にするという取組みでした。申込みはスマホでも可能ですが、高齢者やスマホ操作が苦手な方にとってハードルが高いのは事実で、誰一人取り残さず申し込めるようにするためにセブン銀行のATMを利用できるようにしたいというのが国の考えでした。「その意味でセブン銀行のATMはセーフティネット」と言っていただいたことは、今も耳に残っています。とても誇らしかったです。
開発期間が限られている中、私は利用者にとってはATMのタッチ回数が少ないほど使いやすいとの考えのもとUIを中心に取り組みつつ、プロジェクトリーダーとして全体の品質や進捗の管理も担当しました。困難なプロジェクトではありましたが、主体的に自社のサービス開発に取り組むことのやりがいは大きく、“まさにこういう仕事がしたくて転職したんだ”と実感しました。
03
現在はどのようなテーマにチャレンジしていますか。
今取り組んでいるのは第5世代ATMの開発です。現在の第4世代ATMは2025年3月末で全台入れ替えが完了し、台数は28,000台を突破しました。それを受けて次世代の第5世代ATMの開発に着手したわけです。未来の社会を予測しながらATMに求められる機能を想定し、それに応える機能などを検討しているのが今の段階です。夢のある話であると同時に雲をつかむような話でもあり、何が正解かわからないまま、メンバー一同、ワクワクしながら取り組んでいるところです。
キャッシュレス化の流れが加速していくことは間違いなく、セブン銀行のATMも現金を扱わない各種のサービスを提供しています。今後、あらゆるサービスの“窓口”としてお使いいただくために、どのような非金融のサービスができるか検討しています。これらは一例ですが、このように様々な未来を描きながら次のATMの姿を描いていくことが、現在の私のチャレンジです。
第5世代ATMのリリースは2030年頃を想定しています。第4世代ATMの開発には5年を要しましたから、2030年なんてあっという間でしょう。どんな未来が実現できるか、私自身、今から楽しみです。
04
今後のキャリアビジョンについて教えてください。
セブン銀行におけるATM開発の第一人者になることです。私自身はソフトウェア開発の出身ですが、機械や電気といったハード面の知見を身につけて、「ATMのことならすべて任せてほしい」と言い切れる存在を目指します。新しいテクノロジーも積極的に吸収するようにしており、アメリカのラスベガスで開催される世界最大のテクノロジーの見本市にも足を運びました。出張という形でこうした学びの機会を与えていただいたことに感謝しています。
FUTURE
あなたが実現したい、次の「あったらいいな」
広く、あまねく、誰からも愛されるATMになってほしいと思います。お客さまのニーズに合わせて筐体のデザインまで柔軟に変わっていくATMも実現できたら嬉しいですね。
SCHEDULE
1日のスケジュール
-
8:30
出社
メールやチャットのチェック、ToDoリストの作成。 -
9:00
チームミーティング
案件やタスクの進捗状況・課題の共有。 -
10:00
次世代ATMの検討会
次世代ATMで実現したいこと、目指すべき方向性などを議論。 -
12:00
昼食
職場の近くでランチ。 -
13:00
サービス開発プロジェクトの会議
新しいサービスで実現する機能や仕様などを、パートナー企業も交えた議論を経て決定。 -
16:00
資料作成
翌日以降の会議で使用する資料を作成。新サービスの要件書から経営層への説明資料など幅広く担当。 -
19:00
退社
家族と夕食後、会社の同僚とオンラインゲームをプレイ。