interview08
胸にあるのは、
あふれるほどの“ATM愛”
ATMソリューション部
S・T
2021年入社 経済学部卒
CAREER
1年目〜
ATMソリューション部
ATMのプログラム配信など、ATMの維持保守を行いつつ、専門機関(第三者)によるATMのユーザビリティに関する評価を実施し、改善点の改修に取り組む。
3年目〜
金融ソリューション部
これまで外注していたATM開発の内製開発を専門とする組織が立ち上がり、初期メンバーとして異動。開発プロセス検討や必要なスキルの洗い出し・習得などからスタートし、現在は各部から改修要望を多く寄せられるチームに。
5年目〜
ATMソリューション部
組織変更により部署異動。
01
入社動機を教えてください。
学生時代のサークル活動では徒歩で日本中を旅しました。野宿生活を続ける中、いかに普段の生活が恵まれたものであるかを再認識したことから、生活に溶け込んでいる“当たり前”に携わる仕事がしたいと思うようになりました。ちょうど私の就職活動はキャッシュレス普及し始めた頃。どこでチャージができるかを調べたところ、セブン‐イレブンのATMで可能ということを知ったのが、セブン銀行に興味を持つようになったきっかけでした。日常的に利用しているコンビニのATMでこんなこともできるんだという驚きは大きかったです。
企業説明会に出席してくわしく説明を聞き、いかにこだわりを持ってATMを開発してきたか、現金以外の取引きの可能性を広げてきたかというお話に深く共感し、私も貨幣と電子決済の橋渡しをするリアルチャンネルであるセブン銀行のATMに携わり、新たなサービス、体験を世の中に提供したいと思いました。
サークル活動の延長というわけではありませんが、今も私は歩くことが好きで、普段も会社から約1時間歩いて家に帰っています。その途中、必ず立ち寄るのがセブン‐イレブン。生活に密着したインフラであることをいつも実感し、そこでサービスの提供ができていることを誇らしく思います。
02
現在はどのようなお仕事に取り組んでいますか。
セブン銀行ではこれまでATMのUI/UXデザインやサービスのシステム開発を外注してきましたが、開発スピードの点で不利であることは否めず、迅速化のために内製化に踏み切りました。立ち上げ当初はわずか2名だったチームも現在は7名体制となり、年間15件もの改修案件を手がけるほどになりました。
最近手がけたのが、キャッシュカードを使わず顔認証だけで入出金ができるサービス「FACE CASH」(フェイスキャッシュ)の改修です。サービスのリリース後、一部の案内画面がわかりづらくて操作に戸惑っているお客さまが多いことが、お客さまの行動分析の結果によって判明しました。これを解決するための改修依頼が私のチームに寄せられ、対応することになったのです。使い勝手に関することですから早急に対応しなくてはなりません。外注から内製化へ切り替えたことによるメリットがここで活きてくるわけです。チームではすぐにUIを改修し、全国28,000台のATMに展開。お客さまの使い勝手向上に貢献できました。
障害対応のケースもあります。セブン銀行のATMでは硬貨の取扱いができませんが、それでも誤って投入したことによって機械がストップし、コールセンターに連絡が入ります。データを分析したところ、電子マネーのチャージの際に硬貨投入が多いことがわかり、より目立つようにポップアップ形式で表示するよう、改修しました。その結果、誤投入を約7割も軽減させることができました。
このように自ら改修を手がけた画面によってお客さまの使い勝手向上に貢献できている点が、一番のやりがいです。
03
困難に感じるのはどのような点ですか。
現在ではチームで年間15件ほどの改修を手がけるようになりましたが、それでも経験もナレッジも十分蓄積できてなく、試行錯誤状態です。日々、課題や障害が起きていないかをチーム内で確認しつつ、週に一度はメンバーで情報を共有し、チームとして進化していくことを目指しています。また、私はチームを主導する立場にあり、今後のチームのあり方に対する展望・方針を明確にしなくてはならないと考えています。どのような機能が内製開発できればお客さまの使い勝手向上につながるかを、常に検討しています。
セブン銀行のATMはスマホに負けないスピードで進化を続けています。もはやATMという存在を超えて、世の中で最も便利な端末そのものという位置付けに変わってきました。入社してまだ5年目ですが、そうした進化を自分の手で支えているという自負は大きいです。改修がリリースされると誰よりも早く近くのセブン‐イレブンに駆け込み、テストを兼ねながら画面に触れてこっそり笑っています。私はセブン銀行のATMが大好きなんです。
04
文系出身でシステムに取り組む難しさはありますか。
チームには文系出身の先輩もいて、私自身も特に文系だから難しいと感じたことはありません。ゼロベースで用意された詳細なマニュアルに加え、システム研修も行われています。システム改修もコードをいじるのではなく、お絵かきソフトに近い感覚で勧めていくことができます。これから入社される文系の皆さんも安心してください。
今後も私はATM内製開発者として、UI/UXデザイン・システム開発両面のスペシャリストを目指していきます。次の第5世代ATMの開発にも携われたら嬉しく思います。
FUTURE
あなたが実現したい、次の「あったらいいな」
ATMの前に立つだけで「いつもの取引き」を提案してくれたり、ショートカットで時短ができたり、個人の好みや属性に合わせて取引きを提案してくれたりと、ATMサービスのパーソナル化を進められたらと思います。
SCHEDULE
1日のスケジュール
-
8:30
出社
前日までの業務進捗チェック後、本日のタスクを整理。 -
8:45
チーム会議
開発進捗共有、課題・障害確認後、チーム全体での本日のタスクを確認。 -
10:00
ミーティング
寄せられた要望に対し、最も適切な改修内容を検討。 -
11:00
調査
先のミーティングで検討した改修内容をどう内製開発するか、仕様を調査。 -
12:00
昼食
オフィスのラウンジで休憩しながらランチ。 -
13:00
開発
午前に調査した結果に沿って開発を実施。 -
16:00
品質チェック
開発した内容を実機に組み込み、想定通りに開発できているかをチェック。 -
17:00
振り返り
本日の進捗を振り返り、明日のタスクをリストアップ。 -
17:30
退社